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今回はJ-1ビザの申請プロセスと必要な書類についてまとめておく。今後変更の可能性もあるので、申請の際は米国移民局のホームページで最新の情報を確認し、スポンサー会社や場合によっては移民弁護士と相談すること。

申請のプロセス

スポンサー会社の決定からJ1ビザ取得に必要かつその後も携帯が必要な重要書類の「DS-2019」という書類の発行まで、2ヶ月以上かかる。就労ビザのプロセス全般に言えることだが、関係者が歩調を合わせて最速でやれば1ヶ月もかからないはずなのに、とにかく皆レスポンスが遅いので気を長く持つよりほかない。スポンサー会社で日本の窓口を使う場合、時差のせいもあって、スポンサー会社内の日本支社とアメリカとのコミュニケーションがボトルネックになる。

  1. 受入先企業の決定
  2. スポンサー会社の決定
  3. スポンサー会社によって行われる選考
    • 英語力確認のためのTOEICに類似したリーディングとリスニングのテスト、並びに、スポンサー会社の担当者との電話越しでの簡単な英会話の面接
  4. 書類の準備(次章詳細)
  5. 書類の提出とDS-2019の受取
  6. 大使館での面接 (事前にI-901 SEVIS費の支払い、大使館面接の予約が必要)
  7. J-1ビザのスタンプが入ったパスポートの受取

なお、Jビザの申請はプロセスが標準化されておりスポンサー会社も慣れているため、移民弁護士は不要だった。

申請に必要な書類

上記4.で準備する必要のある主な書類は下記の通り。時間がかかるのはDS-7002だ。特に長期の滞在を行う場合は数ヶ月ごとにマイルストーンを設定して詳細なトレーニングプランを提出する必要がある。受入先企業と相談しながら記入し、それぞれのマイルストーンごとにSupervisorのサインも必要になる(=複数人にお願いしなければならない)ため、筆者の申請時もとても時間がかかった。

  • 受入先企業で記入が必要なHost Company Agreement
  • Training/Internship Placement Plan (DS-7002)
  • 英文残高証明書(Financial Statement: 滞在する月×US$1000以上の残高の証明書の提出)
  • 英文履歴書
  • パスポートのコピー
  • 最終学歴の英文卒業証明書
  • 住民票(英訳が必要)
  • 証明写真

申請にかかる費用

  • 通常費用
    • スポンサー会社への初期登録費用:7万円
    • スポンサー会社のサービス費用:J-1期間が18ヶ月の場合約32万円だった。以下の費用が含まれている
      • DS-2019発行手続き費用
      • DS-2019発送費用
      • 海外傷害保険
      • SEVIS費
      • 現地24時間緊急連絡サービス
      • 出発前到着後手続き情報提供など
  • 特別費用(筆者のケースで特別にかかった費用)
    • 受入先企業Site Visit審査料:3万5千円
      • 従業員及び年商が規定より少ない場合には、受入先企業の訪問審査が行われる。審査で拒否されてしまったという例もよくあるので、DS-7002の内容と乖離が無いよう、事前に受入先企業と綿密に打ち合わせしておてほしい。
    • ビザ手配特急対応費用:20万円
      • 上記受入先企業Site Visitにおいて受入先として適正であると判断されてから、ビザ取得必要となるDS-2019の発行まで、10営業日で行ってくれるというサービス。スポンサー会社の対応があまりに遅いため、依頼した。

面接で注意すべきこと

スポンサー会社の面接や大使館の面接では、過去の学歴や職歴とJ-1プログラムの内容との一貫性を求められる。筆者の場合は機械系の学部を卒業していたり、職歴はビジネス寄りだったりしたため、アメリカで行うソフトウェアエンジニアとしての仕事との関連について何度も問いただされた。可能な限りアメリカでのプログラムの内容に学歴・職歴の説明を寄せておく必要がある。なお、もし文系学部卒でエンジニアリング系の職向けにJ-1を使いたい場合は、エンジニアリング系の職歴が一定期間必要になるので注意してほしい。

また、J-1ビザはあくまで「職業訓練」という位置付けのため、面接や入国審査において「働く」という言葉は決して使ってはいけない。「トレーニング」という言葉で通そう。

2年ルール?再発行?

J-1ビザは「2年ルール」、すなわちプログラム終了後2年間は日本にいなければいけないというルールがあるために、J-1プログラム終了後はアメリカで働けない、という話を聞くことがあるが、実際は元々2年ルールが適用されていない場合も多く、また、適用されている場合でも免除申請が可能だ。

但し、J-1ビザを改めて取得したい場合には2年間待たなければいけない。一度J-1ビザで働いてから、別の会社にJ-1ビザで働くことはできない(J-1ビザの種類が異なる場合は可能らしいが、例えばTrainee→Traineeということはできない)。

参考まで、2年ルールと再度J-1ビザを取得する際の規定は以下の通り。

J-1のスポンサー企業(認可団体)

J-1スポンサー企業の例は下記の通り。筆者の周りで使われているのを聞いたことがあるのはIntraxとCultural Vistasだった。

(参考)役に立つ記事

 

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