筆者が1stセメスターで開発したアプリ”Drowsy Alarm“がようやくAppleの承認を得てApp Storeで入手可能になった。先週のポストに書いたように、最近は毎週月曜日にAll hands meetingがあり、Make Schoolやスタッフ、学生に関するアナウンスメントがなされる。アプリのリリースについてのアナウンスメントを行うとその場で皆から拍手があり、嬉しかった。その他、Make Schoolが夏休みに開催するブートキャンプ、Summer Academyの応募者数が早くも1,000名を突破したり、ルームメイトの一人がGoogleの(サマーインターン枠ではなく)正社員選考を突破して5月から働くことになったりと、今週は嬉しいニュースが続いた。週末にはSan Leandroで開催されたHardwareCon2016に参加し、偶然にもいつか会いたいと思っていた起業家と会うことができた。

カメラは情報収集からコンテキスト解釈へ

Googleと言えば、先月Google Cloud Vision APIのパブリックβ版が発表され話題になっている。これを使えば顔認識、感情認識、ランドマーク検出、(様々な言語の)文字認識などをAPIコールで簡単に行うことができるようになる。Google Cloud Vision APIによりカメラは情報収集の道具から、人間のように得られた情報に基づいて認識・判断といったコンテキストの解釈を行えるようになっていく。(Googleが必ずしも狙っているとは言えないが)以前Willow Garageの記事で紹介したような日常生活支援ロボットの実現のためには、ロボットが自律的にアクションを取る必要があり、そのためには人間とそれを取り巻く環境を理解していくことは必須だ。

iRobotが自動走行方式を変更した理由

Google以外には、ロボット掃除機のiRobot社やDyson社も同様の取り組みを見せている。先月初めに軍事部門を売却するとしたiRobot社は自動走行の方式を、これまでの赤外センサーを用いる安価なものからカメラによるVisual SLAMを用いるものへと変更した。彼らは最終的には高齢者が自立して生活できるスマートホームを提供することを目指しており、ロボット掃除機は(工場などと比べて非構造的な)家庭環境の理解を行う装置として再定義している。ライバルのDyson社もiRobot社の新機種発表に先駆けて360度カメラを搭載したロボット掃除機を発表しており、今後のスマートホームのキーデバイスの覇権争いが始まっている。

プライバシーに関する懸念と解決策

 

カメラの活用を進めていくうえで懸念されるのがプライバシーの問題だ。今後のセキュリティカメラ市場の成長は大いに期待されており、昨年はキヤノンによるAxis社の買収が話題になった。家庭向け市場の参入企業にはNest (Dropcam)社やPiper社、Canary社など多数ありホットな分野ではあるが、一方でプライバシーに対する懸念も存在しており、外部への情報漏洩の懸念やカメラで撮られていることに対する不快感などが指摘されている。

基本的には相反するプライバシーとセキュリティの両立を行うには今のところ下記のような方法が考えられている。今後、機械学習の発展により、RGB画像という情報を使わずとも正しい判断が可能な装置が生み出されていくに違いない。

参考資料

 

広告